今日も空は流れてる
風は僕を秋の隙間へと誘(いざな)うし
星は報われなかった情熱を密かに覚えている
あの鮮烈な孤独と飢えが
今日の僕の目覚めを祝福し
あの途方に暮れた血まみれの季節が
今日のささやかな陽だまりをやわらかに照らし出す
ある人はそれを鋭い眼球で満たし
ある人は冷たいナイフで満たすけれども
これからは僕は
僕のほんとうに好きなものだけを
この草原に飾ってゆこう
こどものころに雪の結晶をあつめたように
このかすかに息づく時間たちを
ひとつずつひとつずつ大切に
あつめていこう
たとえ人が笑っても
ぼくの草原は
きみの草原は
あの日夢見た光で満たされるだろう
奪われた過去は取り戻され
壊された心は照らし出され
殺された子供は飛び立つだろう
今、ひかりはじめる
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